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形状記憶・超弾性合金 古河NT合金
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3. NT合金の諸特性
(FTM技資 1997.1)

3.1 物理的特性
 表3・1に代表的な値を示す。この合金は温度と共に(特に変態に伴って)特性が変化するので状況に応じて選定する必要がある。図3・1には電気抵抗が結晶の構造変化、即ち変態に伴って変化する様子を示した。

表3・1  物理的特性
密度 g/cm3 6.4〜6.5
融点 1240〜1310
比熱 J/(kg・K) {cal/(g・℃)} 230〜314 {0.056〜0.075}
線膨張係数 10-6/℃ 10
熱伝導率 W/(m・K) {cal/(cm・℃・sec)} 20 {0.05}
比抵抗 10-6/Ωm {μΩcm} 0.5〜1.1 {50〜110}

図3・1  電気抵抗の温度変化

3.2 機械的特性
  表3・2に引張強さと伸びを示した。表に記されていないが降伏点は、M相で50〜200MPa、母相で100〜600MPa、母相のヤング率は40,000〜70,000MPaである。図3・2には応力-ひずみ線図の例を、また降伏点の温度依存性を図3・3に示す。温度がAf点を越えると超弾性があらわれ、白丸は負荷時の降伏点で、黒丸は除荷時の回復応力を示している。

表3・2  機械的特性
引張強さ 熱処理材 MPa {kgf/mm2} 686〜1470 {70〜150}
非熱処理材 1176〜1960 {120〜200}
伸び 熱処理材 % 〜60
非熱処理材 〜25

図3・2  超弾性Ni-Ti合金の応力-ひずみ曲線

図3・3  Ni-Ti合金の降伏応力と回復応力の温度変化

3.3 化学的特性
  この合金の耐食性は良好である。ただ特殊な厳しい環境では注意を要する。高濃度のHCl等には、侵されることがある。水素を吸収して脆化することがあるから、化学的処理には注意を要する。Niイオンの溶出については環境にもよるが、SUS304系と同等か、より少ない溶出を示す。用途によっては、あらかじめ検討して使用することが好ましい。

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